マンガアシの教科書

22歳でアシスタントとして漫画業界入りし、プロ漫画家になったはいいけどヒット作無しで30年経過した男の告白ブログ/Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です

漫画 デジタル在宅アシスタント データ保存は大事というお話

■漫画アシスタント データ保存

こんにちわ。デジタル在宅専門でやらせてもらってます、

漫画アシスタントの流星光です。


今回は、僕がやっているファイルの保存方法について話したいと思います。

 

アシスタント作業はパソコン作業になりますので、
落雷とか、何らかのトラブルでいきなり停電したりして
データが全部消えてしまうとかあります。


今日やってた作業が数時間分、全部なかったことになってしまうとかがあります。


実際僕もパソコンの大元のコンセントが、

いきなり壁から抜けてしまったことがあって
ビックリした事があります。
その時は、仕事中でもなくて、
データも消えなかったので大丈夫だったんですけど、全然あり得ないことじゃないです。


そんな時にデータがぶっ飛ばないように、何重にも予防線を張っておかなければなりません。

データが飛んでしまった後で、
地震がありました。雷が落ちましたとか言い訳しても
消えてしまったファイルは戻ってきません。

 

先生の大事な原稿ファイルが消えてしまうとかは、ほぼないと思います。
当然、先生の方でも保存をしっかりしていると思うので。

 

なので
自分が作業していた数時間分のデータが全部消えてしまうというのが
想定できる中で、いちばん大きな被害ではないかと思います。

 

そんな被害を最小限にとどめるのも、デジタル作業をする人間のつとめだと思います。

 

で、僕がやっているいくつかの安全対策をご紹介します。
もちろん今から僕が言う方法以外にも、いろいろあると思うので、
工夫してみてはいかがでしょうか。

 

まず、一つめ。こまめに保存する。
これはもう基本です。

作業に熱中するあまり2時間も3時間も保存ボタン押してなかったとかは、
ちょっと、ありえません。
作業に没頭しすぎです。

 

で、二つめ。
それプラス、僕がやってるのは、
別名で保存する、という方法ですね。

「保存用」という名前のフォルダーをひとつ作って、そこにコピー&ペーストして名前を変えます。

 

例えば、page0004 という名前の原稿ファイルがあったとします。
その背景を描く場合、下描きが終わったら、とりあえず別名保存します。
page0004 をコピーして、
作っておいた保存用というフォルダーの中に貼り付けます。
で、名前を、page0004_lv1 と変更します。

 

更にこの page0004_lv1 をコピーして、

外付けHDD内と、 ドロップボックス上 2か所に貼り付けます。
貼り付けるというか、一般的にはコピー&ペーストと言うべきでしょうか。

これで、自分のPCの別フォルダー内と、
外付けHDD内 と
ドロップボックス上 合計3か所に保存されたことになります。

という感じで、もし、どこかのファイルが消えてしまったりした場合でも
最悪の事態は避けられるという状態にしておきます。

 

で、lv1 って何かという話ですが、
おわかりだと思いますが、一応、レベル1という事です。


例えば、下描き終わった状態をレベル1、ペン入れ途中の状態をレベル2、ペン入れ終わった状態をレベル3、仕上げ終わった状態をEとかにします。
EはエンドのEです。


そうやって、いくつか途中の状態を保存しておくことによって、
どこかで取り返しのつかない失敗をした場合に、
真っ白の状態からではなく、
その直前に保存した場所からやり直せばいいという事になります。

 

取り返しのつかない失敗ってどんな失敗だよって話ですが、例えば、気がついたら、ベクターレイヤーをその下にあるラスターレイヤーと統合してしまってラスターレイヤーにしたまま作業してたとか、
気が付いたら、画像を全部統合してしまっていて、そのまま作業していた、とかです。

 

ショートカットキーを忙しくカチャカチャやってると、
気がついたらぜんぜん訳分かんない事になってたとか、たまにあります。
そういう時に、被害を最小限に抑える役目を果たしてくれるのが、この予防線です。

 

あと実は、意外に多いのが、自分で消してしまうパターンですね。
間違って、上書き保存してしまったり、とかは結構あります。
コントロールcのところを
コントロールvやっちゃったり、
急いでるとき、たまにやっちゃいます。


なので、数か所に保存するのは、基本中の基本です。

 

あと、これは話違うんですけど、
最初に受け取った先生の指示が入った原稿ファイルは、
僕は、「DL直後」というフォルダーを作って、そこにコピペしておきます。
で、「作業用」というフォルダー内にも同じファイルをコピペして、
実際に作業するのは、「作業用」フォルダーにあるファイルという事にしています。

これも、最初の最初、先生から受け取った時は、どういう状態だったのかというのを見たくなった時に便利です。

そんな感じで、今日は、
データの保存について、
お話させていただきました。 

ありがとうございました!

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■この記事は、コチラの動画を文章化したものです。

https://www.youtube.com/watch?v=Z9V1Y8cGcBU&t=4s

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