マンガアシの教科書

22歳でアシスタントとして漫画業界入りし、プロ漫画家になったはいいけどヒット作無しで30年経過した男の告白ブログ/Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です

アナログアシ時代の思い出 その3「食べ過ぎに注意」


僕が最初に働いた仕事場は、

ロイホ先生(仮名)が住む、3LDKのマンションでした。

 

いちばん大きな部屋が仕事部屋で、
先生の仕事机が一つと
アシスタント用の事務机が3つ
横並びにぴったりくっつけて配置されていました。


食事は、大きな炊飯器にごはんを炊いて保温しておき、
それぞれ腹が減ったら、好きな時に
「メシ行ってきます」

と宣言して勝手にメシを食うというシステムでした。

 

食事の時間は決められておらず、

腹が減ったら、それぞればらばらに食事をとるというスタイルでした。

おかずは、近所のスーパーマーケット
一番下っ端のアシスタントが、
レトルトのものとか
メンチカツチキンカツ天ぷらなどをまとめて買ってきて、
食べる時に、レンジでチンして食べる方式でした。


僕が、その職場に新人として入ったときは、

とうぜん僕が一番の下っ端でしたから、
僕が、お惣菜を買いに行きました。

先生に

「お惣菜買ってきて」

と言われた僕は、
お惣菜という言葉の意味がわからず、
っていうか、知ってたんですけど、
おかず全般のことだと思ってなくて
お漬物とか、おひたしとか、豆腐とか、
とにかく、メインのおかずじゃなくて
添え物的な、ちょっとした物だと思ってしまいました。

 

当時ぼくは21歳。

何も知らない若造だったのです。

 

で、そういうのばっかり買って戻ってくると、

「こんなんでメシが食えるか!
食生活が貧しい奴は人間性を疑われるんだぞ!」

と先生に叱られたのを覚えています。

すぐ、買い直しにスーパーマーケットへチャリを飛ばしました。

 

食事の時間が決まっておらず、自由だったため、

食欲に勝てなかった僕は、

食事と食事の間隔がどんどん短くなっていきました。

5時間ごとにごはんを食べる感じになって、

そのつど、メンチカツ2個乗せカレー大盛とか食べていたので
体重は、どんどん増えていったのでした。

 

食べても食べても、すぐ空腹感を感じるようになり、

デブの地獄スパイラルに陥ってしまったようでした。

 つづく…


アナログアシ時代の思い出 その3 おわり

--------------------------------------------
流星光ツィッター

https://twitter.com/emphasizeman

流星光ニコニココミュニティ

http://com.nicovideo.jp/community/co1322310
--------------------------------------------

hikaru.m49.coreserver.jp

 

このサイトについて プライバシーポリシー
Copyright ©流星光