(あくまでも僕自身の話です。自分以外のことはわかりません)
■時間がかかりすぎている事に対するあせり
→つまり自分の評価が下がることを気にしている。
このアセリが出た時点で、もうすでに時間がかかっている。
その後の作業を段階に分けて
□手前の建物 〇〇時終了
□遠景 〇〇時終了
□トーン仕上げ 〇〇時終了
など、大まかな計画表を立てると気持ちが少し落ち着く。
あとは、計画表の最初からやるだけ。
次からは、最初にかかる時間を予測して計画を立てる。
その癖をつければ大幅に遅れることは少なくなるはず。
■やる気がまったく出ない
指示された背景が、魅力的な背景ではないためにやる気が出ない。
これは…う~ん、やるしかない。
消去法で考えましょう。
・嫌だなと思うと遅くなる→自分の評価が落ちる→叱られる
だからなるべく何も考えず手を動かす…
って、それが結構難しいんだっつーハナシですが…。
大きな漫画作品の中の一部分を構成する
大切なパーツと割り切って、とにかく早く終わらせる!
これしかありませんね。
アシがやるのは、特にデジタル作業の場合は、
最終的に先生が手直しをして仕上げるので、
素材を作る作業に似ています。
ダメ出される覚悟で、サッ上げて渡してしまいましょう。
時間かかって、ダメ出しされるより、
短時間で終わってダメ出しされる方が
先生としても被害はすくないはず。
「面倒な背景だな~」
と思うものほど手抜きで早く上げて、
ダメ出しされて、直すポイントを明確にしていきましょう!
■集中力が出ない。ネットサーフィンなどしてしまう
見るもの、聴くものがみつからない。
これはマズい。
ネットサーフィンして探していては時間ばかりが過ぎてしまう。
時間がない場合は、ヘッドフォンで好きな音楽を流す。
経験上、音楽にまさるものはない。
対策としては、
鉄板で集中できる映像作品を用意しておくのがベスト。
■予定通り進まない
これは、予定の立て方がマズいパターン。
「この作業には1時間かかるだろう」
→2時間かかってしまった。
「1時間半かかるだろう」
→30分で終わってしまった。
このような誤差は、経験不足からくる。
このような間違いを何度も繰り返すことで、
少しずつ性格に時間予測が出来るようになるので、
「苦手だからやる意味がない」とあきらめないこと。
出来るまで続けるのが良い。
■面倒な背景が多い
考え方を変える。
漫画家さんは、面倒なことをこちらに依頼してきている。
こちらは、お金をもらって面倒な事をしている。
作業が面倒でない訳がない。
■今日中に終わらず残業になるかもしれない
もはや残業になっていいじゃないか!と考える。
もう、どうにでもなれ! 的な感じでもいい。
映画を流しながら、だらだらと続けよう。
「ああ終わらない」
「まだ終わらない」
「嫌だな」
そう思いながらやる作業ほど遅いものはない。
嫌な作業ならば、映画やドラマでも見ながら
時計を裏返して思いっきりだらだらやろう。
そのうち必ず終わる。
解決法→想像する
おそらく先生の原稿料が安いのではないか。
めっちゃ安い原稿料の漫画を自分が描くとしたらどうだろう。
泣く泣く安い給料で「すいません~」とか思いながら
アシスタントさんに依頼しなければならない。
実際はわからないが、そう想像してみる。
そう想像することで、
この人の手助けをしてあげよう!
と思えて、時間も早く進む。
でも、給料面で納得できないのなら
自分を殺してまで継続的に働くことはありません。
次からお断りしましょう。
■まとめ
要は、考え方しだい。
仕事内容は決まっているし、逃げられない。
ならば手を動かすしかない。
なるべくストレスにならないように乗り切りましょう!