マンガアシの教科書

22歳でアシスタントとして漫画業界入りし、プロ漫画家になったはいいけどヒット作無しで30年経過した男の告白ブログ

実績を積むことを念頭に行動する

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■人は実績をみる
人は、実績を見てはじめて納得する。
 
どんなに才能あふれる人間でも
数年という実績がなければ認められない。
 
例えば弱虫ペダルは、連載開始直後にアニメ化しただろうか。
いやしてない。
連載開始から数年間、
ずっと『少年チャンピオン』で人気トップを取り続け、
初めてアニメ化という話になったはずだ。(内情は知らんけど)
 
そして、アニメ化した後もシリーズは続き、
関わっている人たちに利益を与え続けている。
 
その実績があり、現在の渡辺航さんがある。
 
 
ヒカキンさんは、最初から、あの有名なヒカキンだっただろうか。
ヒューマンビートボックスでテレビに出られただろうか。
いや、どうかな。
 
数年間、毎日動画をアップし、登録人数を増やして、
小学生の将来なりたい職業にYouTuberが入るくらいの人気になって、
初めて世の中に認められたのです。
 
みんなが驚くような才能があっても、
数年頑張り続けないとダメってこと。
 
 
 
■何だかんだで10年かかる
どの業界でもそうではないだろうか。
 
たとえば一人の俳優さんがいる。
Aさんとしよう。
 
よく、テレビドラマで顔を見るAさん。
主人公の同僚刑事とか、犯人グループのボス役で出演したりしてる。
 
顔は有名だけど名前は知らない。
いますよね、そんな俳優さん。
 
で、ある時、何かのキッカケで、やっと名前を知ることになる。
 
「こういう名前だったんだ」
 
おぼえやすい名前だったので、もう忘れない。
 
だいたい僕が名前を知るようになった頃から、
バラエティ番組にも登場するようになる。
 
「ところでAさんは、
 いつから俳優をやってるのだろう」
 
さかのぼって追ってみると、
結構昔からやってたりする。
 
実は10年くらい前の、僕が好きで毎週見ていたドラマに
結構いい役で出演していたりする。
 
無名役者にしてみたら大抜擢!というくらいのいい役。
 
おそらく本人は、その役が決まった時は大騒ぎだっただろう。
 
でも、そこから10年かかったんだよね。
僕が名前を知るようになるまで。
 
 
■イッパツ逆転を考えていると危険
若いころの僕は、
「いつかすっげー漫画を描いて、世の中をびっくりさせてやる!」
 などと考えてました。
 
初めて持ち込んだ作品が大絶賛され、
連載が決まり、
その連載が大ヒット!
そしてアニメ化!
一躍有名人の仲間入り!
「いいとも」のテレフォンショッキングに出演!
 
とかね。
 
でも、イッパツ逆転ってのは、ありません。
 
一万人に一人くらいの割合であるかも知れないけど、
1/10000 は、ほぼゼロ。
 
じゃあ、ゼロとして計画を立てるべき。
 
 
「一万人に一人くらいの割合」とか「一握りの人しか」とかが曲者なんですよね。
 
「自分は特別なので、一万人に一人に入るから」
 
そう考えてしまう若者は多いはず。
僕もそうでした。
「そう信じてるアホの中から、天才が生まれる。
 だからこのまま突き進んでOK!」
みたいに考えてました。
 
でも、その考え方はダメ。
イチかバチかのギャンブラーです。
負ける人の考え方です。
パチンコで金吸い取られるヤツの考え方です。
 
人生、負けたくないでしょ。
なら、負けないように脳みそを使うべき。
 
 
■まとめ
いい漫画を描く。
自分が納得できる漫画を描く。
 
という目標もいいけれども、
イッパツ屋では、誰も認めてくれません。
 
みんなが振り向くのは実績。
いったん始めたら、
数年間継続しなければ実績にならない。
 
そのためには、まずどこから着手するか。
第一歩をどこに踏み出すか。
 
 
それを考えるべき。
 
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以上、長文におつきあいくださって
ありがとうございました!
Photo by Jacek Dylag on Unsplash
 
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