マンガアシの教科書

22歳でアシスタントとして漫画業界入りし、プロ漫画家になったはいいけどヒット作無しで30年経過した男の告白ブログ/Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です

いろいろルーズな先生のお話

こんにちわ。
漫画アシスタントの流星光(ながれぼしひかる)です。
 
今回は、「いろいろルーズな先生」ということで、
なんというか…、こんな言い方をして申し訳ないのですが、
キッチリしていない先生についてお話させていただきます。
 
アシスタント未経験の方に向けて、
漫画アシとは、どういう仕事かを知っていただければ
と思って記事を書いております。
悪しからず、です。<(_ _)>
 
 
■仕事始めから返信がない先生
約束は、10時~22時 でした。
僕はいつも、
作業開始5分前にはPCの前にスタンバイしているようにしています。
 
9時55分。
 
「お早うございます!今日からよろしくお願いします!」
 
と朝の仕事開始の挨拶をしても、何の返答もありません。
 
しばらく待って、もう一度、チャットを送りますが、
返答はありません。
 
その日が初日だったので、
前日からの続きをやるという訳にもいかず…
仕方なく、待ち状態に入りました。
 
 
 
何の返答もないまま、お昼の時間になったので、
お昼休憩ととります。
 
休憩から戻っても、まだ何の連絡もなく…。
 
だんだん不安になってきます。
何かあったんじゃなかろうか。
事故? 火事? 仕事場が爆破されたとか?
 
そして、原因は自分にあるのではないか、と考えます。
 
「今日で、あってるよな? 約束の日、間違ってないよな?」
 
何度もスケジュール帳とか、メール・スカイプでのやりとりを確認します。
 
変更のメールとか来ていなかったか。
なにか見落としはなかったか…。
 
こちらには、不備はありませんでした。
 
 
■やっと連絡があった
その日、初めてアクションがあったのが、15時30分くらいだったでしょうか。
 
「すみません! 爆睡していました。昼夜逆転していて…」
 
種を明かすと、そういう事でした。
正直、あせりました。
 
その先生は、実働時間に関係なく拘束時間でアシスタント料を払ってくれる先生だったので、
どんなに待ちが長くても、こちらとしては構わないんですが。
 
その後も、1年以上にわたって同じ先生とお付き合いがありました。
やはり、その後も待ちが長いことが多かったです。
 
実際に手を動かしていないのに、
お給料だけいただいている…。
 
こちらとしては、申し訳ない気持ちになってしまって、
かえって疲れてしまった記憶があります。
 
 
■別の先生のお話
 
「すみません、次の指示までちょっとお待ちください」
 
みたいに言われて、その後ずっと放置、みたいな感じの先生も
いらっしゃいました。
 
その先生も、日給制だったので、
休憩時間が多くても、一日分いただける約束でした。
なので、特に焦りとかはなかったのですけど。
 
僕は、アシスタントは、待つのも仕事と割り切って、
別の有意義なことをするようにしています。
 
 
■ドタキャンの先生
これは仕方がないかも知れませんが、
体調不良でドタキャンの連絡をくれた先生もいらっしゃいました。。
 
当日の朝や、前日の夜に、スカイプチャットで知らせがきます。
 
「ちょっと体調を崩してしまって…。明日、病院に行くのでお休みにさせてください」
 
体が弱いというよりは、
厳しいスケジュールによって睡眠不足状態になり、
体調を崩してしまったのではないかと思います。
 
漫画家さんは、大変です。
 
 
■キャンセル料はもらわない
ドタキャンに関しても、その他どんな場合でも、
僕は、キャンセル料などは、いただいてません。
理由はいくつかありますが、
言い出しづらいっていうのが一番ですね。
 
フリーランスで仕事をする人間としては、
それではだめなんでしょうけど。
 
どの先生も、テキトーにやってるとか、いい加減なせいで、
そのような状態になっている訳ではないと思います。
そう考えると、「キャンセル料ください」なんて言えません。
 
言えないところが僕のダメなところかも知れませんが。(-_-,,)
 
ちょっと自分が損をして相手に貸しを作っておくと
安心する、みたいな部分がありますね。
 
 
■まとめ
本音を言うと、
時間にルーズな先生、僕は嫌いじゃないです。
キッチリされると、当然こちらもキッチリが求められる訳です。
 
そうなると、僕は緊張しまいます。
 
だらだらぐだぐだで仕事する先生のほうが
好きなタイプかも知れません。
 
 
以上です。
 
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