マンガアシの教科書

22歳でアシスタントとして漫画業界入りし、プロ漫画家になったはいいけどヒット作無しで30年経過した男の告白ブログ/Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です

漫画アシスタントというお仕事 その4「使い勝手のいいアシになる」


僕の毎日のお仕事は、午前10時から始まる。


まあ、午後2時から始まるという場合もあるんですが、

おおむね10時からですね。


9時55分にアラームをセットしていて、

アラームが鳴ると、僕はスカイプチャットで

お手伝いする予定の先生にチャットを打ちます。

「今日も、よろしくお願いします!」

すると先方の先生からも

「よろしくお願いします!」

みたいに返ってきて、原稿のファイルが送られてきたりして作業スタート。


たまに、昼夜逆転して生活してる漫画家の先生とかだと、

午前10時の時点では、まだ寝ていて、

「よろしくお願いします!」って送っても

まったく返事が来ない場合があります。

 

ある先生の場合は、

こちらは午前10時に「よろしくお願いします!」って送るんですが
返事がなくて、

夕方16時くらいになって、やっと

「すみません寝坊しました。よろしくお願いします」

とチャットで来たことがあります。


その間、

指示も何もなく、ずっと休憩してました。

そういう場合は、先生の都合で休憩になったので、

お給料は通常通りいただけましたけどね。

 

他には、

同じく「よろしくお願いします!」って送っても返事がなくて、

夜になって、

今日からの約束だったというのを忘れていた先生から

「すみません!明日からだと思ってました!」
という連絡が来る、なんてこともありました。

その場合は、アシスタント料は難しいですね。

こちらからは、何も言わなかったんですが、

結果、振り込まれている額を確認したら、

4,000円くらい払ってくれたようでした。

 

 

在宅デジタルアシは、ドタキャンされる事もあります。


午前10時に仕事を始めるつもりで準備していたら、

午前9時30分くらいにスカイプチャットで、

「すみません。今日からの予定だったんですが
ネームがまだできてないので、
明日からで、お願いします」

という連絡がきて、その日の仕事がなくなるとか…。

その先生の場合は、その日の給料は無しですね。

 

で、ドタキャンの場合、給料なしというのは決まっていることではなく、

僕とその先生との間だけで成立している約束事みたいなものなので、

すべての場合が、そうだと思わないでいてほしいんです。


漫画家とアシスタントの関係というのは、

10人漫画家がいたら、10パターンあると思っていいです。

アシさんを雇う時のルールとかは、特に決まっていないので、

漫画家さんごとに全然ちがうと思っておいた方がいいと思います。


で、僕は基本、誰にドタキャンされても何も言いません。

「了解しました。またよろしくお願いします」
「明日から、よろしくお願いします」

とか、返事して終わり。

その日は一日自由になるので、自分の用事をするようにしてます。


他の在宅アシの知り合いに聞くと、

「ドタキャンの場合は、絶対キャンセル料もらう」

という人もいました。

人それぞれですね。


僕は、漫画家だったし、漫画家の大変さも知ってるし、

きっちりキャンセル料もらうよりも、

使いやすいアシスタントになって、便利に使ってもらいたい派なので

文句は言いません。

そうそうドタキャンなんて、ありませんし。

今日は、そんなところです。

長文を読んでいたいだいて、ありがとうございます!

 

 

漫画アシスタントというお仕事 その4 おわり

 


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