マンガアシの教科書

22歳でアシスタントとして漫画業界入りし、プロ漫画家になったはいいけどヒット作無しで30年経過した男の告白ブログ/Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です

漫画アシスタントというお仕事 その1「芸は身を助く」

僕は、いま

漫画アシスタント(以下漫画アシ)というお仕事をしています。

 

一日のお給料:だいたい一万円。

働く時間:午前10時~午後10時

働く場所:自分の家。パソコン(以下PC)の前。

休憩時間:お昼休憩、ちょっと休憩、基本的に自由。


そんな感じでお仕事させてもらってます。


「アシスタント」と聴くと、
ものすごく安い給料で、助手みたいな仕事をして
雑用ばかりやらされるのではないかと思われますが、
本当は違います。

ちゃんとしたお仕事です。

漫画アシをやっていれば、普通に生活できます。

一日一万円もらえますから、
一か月、毎日働けば、30万円かせげます。

ただ、それも技術しだいなので、
技術がない人は、その金額は難しいと思います。

労働時間や休憩にしても

漫画家の先生しだいなので、いろいろです。

こちらの自由に決められない場合もあります。

 


僕は、21歳でアルバイト情報誌で

「漫画アシ募集」という記事を見つけて応募して、
漫画アシを始めました。

3年半、背景の描き方や効果の入れ方を勉強させてもらいました。


24歳のとき、
とある有名雑誌の「月間新人賞佳作」をいただいて、
プロ漫画家デビューしました。

 

そのとき担当編集者がつきました。

 

次に担当編集者さんと作った作品で、
賞金100万円の大きな新人賞をいただきました。

有名な漫画家さんの名前がついた賞です。

 

つぎに僕は、

担当編集者さんが担当している別の漫画家さんの
アシスタントをしながら、
連載作品のネームを作っていくことになりました。

その先生は週刊連載の先生で、

とても忙しかったです。


同じ雑誌で、新連載を始めようと頑張りましたが、
週刊漫画のアシをしながら
ネームを作るのは大変で、挫折しました。

当時ぼくは若く、スケジュール管理もぜんぜん出来てなくて

体調を崩してダメになった感じでした。

 


その先生の連載は3年半続きました。

その後、その有名雑誌の別冊で僕は連載デビューを果たしましたが、

その雑誌の別冊は、6カ月で休刊が決まっていたらしく、
連載も終了して僕は無職になりました。

 

その後、他の雑誌社さんから
読み切りの漫画のお話をいただいたりして何とか暮らしました。

今から見ると、まあ、だいたい右肩下がりでした。


また、アシスタントをしたり、広告漫画を描いたりして
生活してきました。

 

そして現在に至ります。

現在、51歳。

アシスタントとして漫画業界に入って30年たちました。

いまは、収入も安定していて、
生活には困っていません。

毎日、自分の部屋のPCの前で決まった時間お仕事すれば
お給料がもらえるという、
わりと居心地のいい生活をさせてもらってます。

休みも、けっこう自由に入れられます。

つづく…


その1 終わり。

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