アナログアシ時代の思い出

アナログアシ時代の思い出 その21

今まででキツかったアシ現場 2/3 2時間たつと次の原稿が回ってくる現場 それは、確かマック先生の連載が終わって 事務所が解散になって雑多なアシの仕事やってた頃のお話。 1日だけの臨時アシのお仕事。 成人向け漫画の人物の肌に スクリーントーン(※)61…

アナログアシ時代の思い出 その20

今まででキツかったアシ現場 1/3 原稿そのものを作品として扱う先生 漫画の原稿っていうのは、基本、印刷されて初めて作品になるんです。 なので、印刷に出ない部分、たとえば紙の端っこのほうは、どうでもいいので、 裁ち切りで、紙の端っこまでベタが塗っ…

アナログアシ時代の思い出 その19

賞金100万円の新人漫画賞をいただいたことで、僕は地に足がつかない状態になっていました。 当時、まだ数回、ロイホ先生(仮名)のアシスタントが残っていたので、静岡県まで新幹線で行き、3泊4日ほどの日程で背景を描いていました。 受賞したことで、僕は…

アナログアシ時代の思い出 その18

今回は、静岡県のロイホ先生の仕事場で、仕事が終わったあと睡眠時間を削ってコツコツ描いていた作品が、賞金100万円の漫画新人賞をいただいた時のお話。 ----------------------------------------------------------- 僕は、マック先生(仮名)の事務所で…

アナログアシ時代の思い出 その17

マック先生の事務所にレギュラーアシとして入って 僕は格闘技の道場に通い始めました。 キッカケは、新井秀樹さんの漫画『宮本から君へ』です。 圧倒的な暴力に直面したとき君ならどうする? って問いかけれたような気持ちになって。 真正面からストレートに…

アナログアシ時代の思い出 その16

漫画賞で佳作を受賞したあとのマック先生(仮名)のアシ時代のお話。 最初に一日だけお試しでヘルプに入った時は、16時間ぶっつづけ作業食事なし休憩なしだったけど。 レギュラーで入ってみると、当たり前だけど食事はちゃんとあった。 週刊連載のマック先生…

アナログアシ時代の思い出 その15

これは、単発のお仕事、ヘルプアシのお話。 とある有名な漫画家さん。 ここでは、プロ先生(仮名)と呼ばせていただきます。 何本も映画化もされ、雑誌でも人気の高いベテラン漫画家さんだ。 どこから話がきたのか、まったく記憶がない。 たぶん、どっかで知…

アナログアシ時代の思い出 その14

ロイホ先生(仮名)のアシをやりながら コツコツ描いたオリジナル作品を投稿して、 某週刊誌で佳作をもらった後に働き始めた仕事場の話です。 佳作に入選する時って、雑誌で入選が発表される前に担当編集者さんから電話があるんですよね。 「入選が決まった…

アナログアシ時代の思い出 その13

今回は、漫画業界以外の友達から頼まれたお仕事の話。 友人の同僚の女の子が、 漫画家としてデビューしたのでちょっと手伝ってあげて欲しいという依頼だ。 現在、読み切りの漫画を執筆中で背景を描ける人を探してるという。 臨時で一回だけ手伝いに行くこと…

アナログアシ時代の思い出 その12

僕の漫画業界の入口となったロイホ先生(仮名)の仕事場のお話。 当時、先生は33歳くらいで、僕は22歳くらいだったと思います。 今回は、 「こんな仕事場、もう嫌だ!」と思ったキッカケの一つとなった事件について。 前にも書いたけど、先生は、結婚して、…

アナログアシ時代の思い出 その11

僕が最初にアシとして師事したロイホ先生(仮名)のお話です。 以前にも書いたけど、ロイホ先生、原稿がいつも締め切りぎりぎりでした。 いつも担当編集者さんが先生のマンションまで原稿を取りに来るんだけど、担当さんが来ても、まだ原稿できてなくて、数…

アナログアシ時代の思い出 その10

臨時アシスタントで緊張した時のはなし。 臨時で入って、最初に任される背景は緊張します。 速くやらなきゃ。 どのくらいのスピードでやらなきゃいけないんだろ。 どのくらいって!最速でやるに決まっている! とか、いろいろ考えを巡らて焦る。 アシスタン…

アナログアシ時代の思い出 その9

ロイホ先生(仮名)が骨折している間、 先生の担当編集者さんに紹介してもらったのが、 以前、同じ雑誌に短期集中連載で漫画を描いたことのある シティ先生(仮名)だった。 その日は、シティ先生の初日。 まだ先生にもお会いしたことはなかった。 シティ先…

アナログアシ時代の思い出 その8

レギュラーで入ってる仕事以外に ほかの仕事場へお手伝いに行くこともありました。 臨時アシスタントとかヘルプのアシスントとか呼ばれてました。 臨時のお手伝いに行くと、 まず仕事部屋に通されて、 「この机を使ってください」 とか言われて、さっそくお…

アナログアシ時代の思い出 その7

漫画のお手伝いをする以外にも アシのやる事はいろいろありました。 現在の僕のお仕事は、 漫画家の先生が漫画を描くのをお手伝いしてお金をいただくことです。 それが、アシスタント。 在宅でパソコンを使って描いているので、 「漫画を描く」以外のお仕事…

アナログアシ時代の思い出 その6

僕が初めてアシスタントをしたロイホ先生(仮名)が骨折しました。 利き腕の右腕上腕です。 経緯を説明します。 先生は、健康のためか何のためかわからないけど、 気功の道場に通い始めました。 気功のおかげでタバコをやめることが出来たこともあって、 熱…

アナログアシ時代の思い出 その5

漫画のアシスタントの失敗といえば、 よくあるのが、机の上でインク瓶を倒してしまって、 原稿の上にインクをドバーとぶちまけてしまうというやつだ。 最近は、デジタル作業が多くなったので、 そんな心配はまったくないんだけど想像してみてほしい。 プロの…

アナログアシ時代の思い出 その3

僕が最初に働いた仕事場は、 ロイホ先生(仮名)が住む、3LDKのマンションでした。 いちばん大きな部屋が仕事部屋で、先生の仕事机が一つとアシスタント用の事務机が3つ横並びにぴったりくっつけて配置されていました。 食事は、大きな炊飯器にごはんを…

アナログアシ時代の思い出 その2

僕が初めてレギュラーアシとして入った仕事場は、 某中堅雑誌の人気ナンバーワンの先生のところでした。 最初は、カケアミと呼ばれる線を重ねてグレーっぽい効果を生み出す 練習から始めました。 こんなのです。 慣れてくると、こんな感じになります。 毎日…

アナログアシ時代の思い出 その1

僕は、21歳の時に「フロムA」というアルバイト情報誌を見て とある漫画家の先生に弟子入りした。 もちろん「弟子募集」とは書かれておらず「アシスタント募集」です。 電話すると、 「〇月〇日 面接をするので、それまでに描いてきて欲しいものがある。自動…