マンガアシの教科書

22歳でアシスタントとして漫画業界入りし、プロ漫画家になったはいいけどヒット作無しで30年経過した男の告白ブログ/Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です

僕のデジタル転向記録 その1「まずデジタルに慣れろ」

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デジタルは、まず遊びでやること。

いきなり漫画の仕事で使おうと思うと、

最初は慣れるまでに時間かかるし

保存したはずのファイルが消えてたり、

なぜかトーン仕上げしたはずなのに

トーン仕上げする前に保存したファイルしか残ってなくて

必死で探してもどこにもなくて

全身に冷や汗かいて泣きそうになるしで、

ストレス溜まってガンとか発生しそうになるのでやめといたた方がいい。

まずは、ストレスのない環境で、

締め切りもない環境で、趣味で4ページとか8ページとかの漫画を描いてみる。


それも、きちんと仕上げまでやる、という方法で練習するのがいい。


そうやって、最初は、いろんな失敗を体験すること。
なんならもう、手ひどい失敗をする目的でやり始めるのがいい。

 


アナログで漫画やイラストを描いていた人は、

まず線画をパソコンの中に取り込むところからスタート。

 


僕はアナログの漫画用原稿用紙(B4)に

キャラ描いてペン入れして、その段階でスキャナーで取り込んだ。

いや違った。B4をそのままスキャナーで取り込むにはA3のスキャナーが必要でした。

なので、A4の大きさに縮小コピーしてからスキャンしてました。

面倒だったな~!! (ノ_<。) 

最初に使ったのはフォトショップだった。



クィックマスクをコマの形の選択範囲を作って、

「選択範囲をフチ取りする」という機能で枠線を作った。

で、トーン仕上げ。


当時は、2ページだけの、実録エロ漫画みたいのを毎月連載させてもらっていたので、丁度いいのでその漫画で練習した…と思う。

そんな記憶です。

 

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【映画の構成メモ】「コラテラル」

【主人公】 マックス=タクシー運転手
【敵】   ヴィンセント=すご腕の殺し屋
【ヒロイン】 アニー=マフィアの罪をあばく検事
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このカテゴリーでは、漫画のストーリー作りの参考にするため、

有名な映画の構成をまとめていきます。

ネタバレ注意です。

まだ観てない方は、映画を観てから読んでください。


【マックスの日常】

マックスは、起業の夢を持つ真面目なタクシー運転手。

タクシーの客としてアニーと出会うが、すぐ別れる。

アニーの仕事をマックスは知らない。だが好感を持つ。

【敵と出会う】

ヴィンセントが客として乗り込んでくる。

殺し屋とはわからない。

今夜のうちに市内を数か所回って仕事を済ませなければならない、とヴィンセントは言う。

マックスは、大金を渡され雇われる。


【最初の殺し】

マックスはヴィンセントが殺し屋だと知る。

それでもヴィンセントはマックスを離さない。仕事が終了するまで運転手として働かせるつもりだ。


【激しい拒絶】

マックスはヴィンセントから逃げたい! だが逃げられない!


【地獄の連れまわし】

ヴィンセントはマックスを運転手として連れまわし、次々とターゲットを殺していく。


【反撃】

 ストレス溜まりまくりのマックスは、殺しの標的の情報が入ったヴィンセントのPCを奪い取って高速道路上に放り投げ破壊する。

 ヴィンセント激怒する。


【マックスの成長】

 ヴィンセントは、マフィアのボスにターゲットの情報が入ったUSBメモリをもらいに行く必要ができた。その役目をマックスにやらせようとする。

 ヴィンセントは素顔を誰にも見られない殺し屋だったので、それが可能なのだ。

 マックスは覚悟を決め度胸の据わった演技でUSBメモリをゲットする。


【希望】

 ディスコを所有するゴロツキを殺すためやってきたヴィンセントだが、そのディスコに警察が突入して撃ち合いになる。

 マックスを救おうとしてくれる警官も現れ、マックスに希望の光が見える。


【絶望】

 希望の光の警官が、ヴィンセントによって殺される。


【大きな反撃】

 ぶち切れたマックスは、ヴィンセントを乗せたまま猛スピードでタクシーを走らせ盛大に事故る。

 ヴィンセントはどこかへ逃げる。


【解放…だが】

 マックスは、これで助かったと胸をなでおろす。


【大切な人の危機】

 事故現場でマックスが目にしたものは、殺しの最後の標的が検事のアニーであるという事実であった。


【ヒロイン救出】

 「アニーを助けなければ!」

 マックスは警官を振り切りアニーの元へ走る。


【最後の戦い】

ヴィンセントとの激しい銃撃戦。

こないだまで一般人だったマックスとプロの殺し屋ビンセントとの殺し合い。


【勝利】

 マックスの撃った弾丸は、ヴィンセントを撃ち抜く。

 ヴィンセントは、死んだ。


【日常への帰還】
 マックスは、平和な日常に戻ることができるであろう。

 アニーとも親しくなれたし、今後の進展があるかもという余韻を残してEND

 

 

以上です。

 

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■基本コンセプト

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どこでもいいんだけど何かがあってほしい漫画のコマの中に、

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そんな画像素材を探し求めております。

 

何かいいヒントやご要望がおありの場合は、私に言ってください。

コメントでも、ツィッターでもDMでも構いません。

僕にアイディアを。

よろしくお願いいたします。

 

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背景の販売をまた開始しました

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漫画が完成しない最も危険な原因

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アイディアが生まれ、育つ。

そして作品になる。

すばらしいこと。

 

■アイディアが生まれ育つ

アイディアが生まれ、プロット書き

キャラデも進みネームへ。


しかし、

途中で止まってしまうことが多々ある。


最も大きな原因は、

新しいアイディアだった!

 

■一番危険なヤツ

「新作の発想(アイディア)」は、危険です。

新作だけに新しくてキラキラ輝いています。

輝き過ぎて形がハッキリしないくせに魅力的。

なんかめっちゃイイ感じに見えます。


現在進行中の作品への

「ひょっとしたら面白くないんじゃね?」

という疑念もあってか、めっちゃ面白いように思えてきます。

そして、

「そうだ。こっちをやろう! 俺が今やるべきは、こっちだ!」

と思い込んでしまいます。

 

■それだけならまだしも…

それだけならまだしも、新しく得たアイディアを、
いま描いている作品の中に、無理やり盛り込もうとしたり。

「あ、この敵キャラ魅力的だから入れちゃおう!」

「このキャラ、未来から来たことにしよう!」

とかなったり。

そうなると、
ストーリーとか設定とか伏線とかが、ガタガタになります。

最悪です…

 

■結局またくる新しいアイディア

そうやってぐちゃぐちゃになった作品や、

新しいアイディアをもとに新たにプロット・ネーム等を進めていると、

また同じ現象が起きます。

「あ!また思いついた。こっちの方がいいんじゃね?」

結果、どれだけ時間が経過しても

作品がぜんぜん完成しない、という

作品をぜんぜん描かない漫画家志望者

が出来上がります。

 

■解決方法

この現象を解決するためには、

アイディアを得たならば、
最速で完成まで突っ走ることです。

とにかく脇を見ずに、一心不乱に突き進むこと。

「寝食を忘れて」 聴きますよね。

食べることも、寝ることも忘れて、がんがんに攻めることです。

 


「いま追われてる!」

そう感じることで、とにかく1秒でも早く完成させることに専念できます。

 


とくに、担当編集者さんも締め切りもないアマチュアの方は要注意です。

そういう気持ちでやらないと、
作品は完成しません。

実際に、追われているのですから。

 

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Twitter流星光

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先生と打ち解けるのが苦手な僕

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■先生と仲良くなるの苦手
 
僕はもともと
学校の先生とか、お店の店員さんとか店長さんとか
そういう、仕事で関わっている人たちと
親し気な会話をするのがめっちゃ苦手でした。
 
バイト先の先輩やマネージャー・店長と親し気に気さくな会話を楽しむのも
苦手でした。
 
なので、漫画家の先生とも同じく、
なかなか打ち解けた会話ができず苦労しています。
 
 
在宅デジアシなのだから、会話するといってもチャットくらいで、
言うほどの事はないじゃないか、と思われるかも知れません。
 
しかし、チャットの中にも、いろいろあるのです。
 
 
■チャットの会話がよそよそしい!
 
チャットでも、複数のアシさんが同時につながって
チャットで会話しながら指示を受けて仕事する場合があります。
 
そんな時、他のアシさんの先生への対応を目にすることがあって、
強く感じます。
 
「僕の会話…なんか、固い! よそよそしい!」
 
打ち解けた感じ出すの、やっぱ僕は苦手…。
 
 
■絵文字が使えない!
 
とにかく絵文字が使えない。
「ー」も苦手。
「はいー」
とかの伸ばす「-」です。
 
「了解しました!」「!」くらいが精一杯。
 
「わかりましたー^o^」とかはもう、仙人レベルですね。
 
 
■ビジネスマナーが頭をかすめる
 
原因として、よく言われてる
 
「仕事では絵文字は使ってはいけない」
 
というルールがあります。
それが、ふっと頭をかすめるんです。
 
あと、
 
「雇われてる身であるのだから、絵文字を使うとは何事か!」
 
っていう自分ルール。
 
 
なんか、変に自分をしばってるルールが多いんですよね~。
 
 
■まとめ
 
まあ、そんな感じな僕ですが、なんとかアシやってますわ。
 
というお話でした。
最近では、少しずつ、打ち解けた感じを出そうと試みております。
 
以上。そんな感じです。
ありがとうございました!
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【漫画アシ】ストレスがたまる原因と その対処法

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(あくまでも僕自身の話です。自分以外のことはわかりません)
 
■時間がかかりすぎている事に対するあせり
  →つまり自分の評価が下がることを気にしている。
 
このアセリが出た時点で、もうすでに時間がかかっている。
その後の作業を段階に分けて
 
□手前の建物 〇〇時終了
□遠景 〇〇時終了
□トーン仕上げ 〇〇時終了
 
など、大まかな計画表を立てると気持ちが少し落ち着く。
 
あとは、計画表の最初からやるだけ。
 
次からは、最初にかかる時間を予測して計画を立てる。
その癖をつければ大幅に遅れることは少なくなるはず。
 
 
■やる気がまったく出ない
指示された背景が、魅力的な背景ではないためにやる気が出ない。
 
これは…う~ん、やるしかない。
消去法で考えましょう。
・嫌だなと思うと遅くなる→自分の評価が落ちる→叱られる
 
だからなるべく何も考えず手を動かす…
って、それが結構難しいんだっつーハナシですが…。
 
大きな漫画作品の中の一部分を構成する
大切なパーツと割り切って、とにかく早く終わらせる!
 
これしかありませんね。
 
アシがやるのは、特にデジタル作業の場合は、
最終的に先生が手直しをして仕上げるので、
素材を作る作業に似ています。
 
ダメ出される覚悟で、サッ上げて渡してしまいましょう。
時間かかって、ダメ出しされるより、
短時間で終わってダメ出しされる方が
先生としても被害はすくないはず。
 
「面倒な背景だな~」
と思うものほど手抜きで早く上げて、
ダメ出しされて、直すポイントを明確にしていきましょう!
 
 
 
■集中力が出ない。ネットサーフィンなどしてしまう
 見るもの、聴くものがみつからない。
 これはマズい。
 ネットサーフィンして探していては時間ばかりが過ぎてしまう。
 時間がない場合は、ヘッドフォンで好きな音楽を流す。
 経験上、音楽にまさるものはない。
 
対策としては、
普段から、YouTube動画や映画・ドラマなど、
鉄板で集中できる映像作品を用意しておくのがベスト。
 
 
■予定通り進まない
これは、予定の立て方がマズいパターン。
 
「この作業には1時間かかるだろう」
→2時間かかってしまった。
 
「1時間半かかるだろう」
→30分で終わってしまった。
 
このような誤差は、経験不足からくる。
このような間違いを何度も繰り返すことで、
少しずつ性格に時間予測が出来るようになるので、
「苦手だからやる意味がない」とあきらめないこと。
出来るまで続けるのが良い。
 
 
■面倒な背景が多い
考え方を変える。
 
漫画家さんは、面倒なことをこちらに依頼してきている。
こちらは、お金をもらって面倒な事をしている。
作業が面倒でない訳がない。
 
 
 
■今日中に終わらず残業になるかもしれない
もはや残業になっていいじゃないか!と考える。
もう、どうにでもなれ! 的な感じでもいい。
映画を流しながら、だらだらと続けよう。
「ああ終わらない」
「まだ終わらない」
「嫌だな」
そう思いながらやる作業ほど遅いものはない。
嫌な作業ならば、映画やドラマでも見ながら
時計を裏返して思いっきりだらだらやろう。
そのうち必ず終わる。
 
 
■給料が激安。(出来高制などで)頭にくる。
 解決法→想像する
 
おそらく先生の原稿料が安いのではないか。
 
めっちゃ安い原稿料の漫画を自分が描くとしたらどうだろう。
 
泣く泣く安い給料で「すいません~」とか思いながら
アシスタントさんに依頼しなければならない。
 
実際はわからないが、そう想像してみる。
 
そう想像することで、
この人の手助けをしてあげよう!
と思えて、時間も早く進む。
 
でも、給料面で納得できないのなら
自分を殺してまで継続的に働くことはありません。
次からお断りしましょう。
 
 
 
■まとめ
要は、考え方しだい。
 
仕事内容は決まっているし、逃げられない。
ならば手を動かすしかない。
 
なるべくストレスにならないように乗り切りましょう!
 
 
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